以下のような症状は「四十肩・五十肩」かもしれませんよ。
- 洗濯物を竿に引っ掛けようとして突然 「痛っ…」。
- 上の戸棚から物を取り出そうとして突然 「いたっ…」。
- パソコン作業中、体の伸びをしようとして突然 「イタッ…」。
この記事では以下の3つについて詳しく説明していきます。
- 四十肩・五十肩の本当の原因
- 四十肩・五十肩が起きる仕組み
- 四十肩・五十肩を改善するための正しい解決方法
『四十肩・五十肩』で悩んでいて当院に来られる方は、「いきなり肩が痛くなりました」 、「何もしてないのにいきなり肩に激痛が走ったのです」という方がほとんどです。
そこで私は 「以前から肩がこってませんでしたか?」、「その前から背中が張ってる感じがしませんでしたか?」と聞き返します。
するとお客様は 「そう言えば…」 と思い出した様に答えます。
『四十肩・五十肩』は医学用語としては「肩関節周囲炎」や「凍結肩」と呼ばれます。原因としては、肩関節にある可動補佐役の関節包や腱板に炎症が起こるからとされています。
しかし、「なぜ、関節包や腱板が炎症する状態になってしまったのでしょう?」
当然、皆さんは「肩自体に何か問題が発生したから」と思われることでしょう。
実はその原因が、「肩の筋肉のコリ、背中の筋肉の張り」 からきていたと言ったら、皆さんはビックリしますか?
じつは私自身も四十肩を経験しました。整骨院としての実績と自分自身の経験から「正しい四十肩・五十肩の知識」をお伝えします。
ぜひ最後まで読んで、四十肩・五十肩を解決しましょう!
この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳
私も四十代初めに一度『四十肩』を経験しました。まともな運動を怠っていた時期で、ストレッチもさぼってました。
そんな私を四十肩が突然襲うのです。
何気に右腕を上にあげようとしたら「ズキッン!」 今迄に感じたことのない痛みが肩口の所に。それは腕を下げているときには感じず、腕を水平より上にあげた時だけ「ズキッン!」と強い痛みが走るのです。
不意打ちを食らいました。その時、唖然としながらも、すぐさま左手で右肩や首の右側、右肩甲骨を触ってみたのです。当然、右上半身の筋肉は「パンパン」な状態になっていました。
私は改めて、運動もせず、ストレッチもしないで、怠惰な生活をしていたことに気づかされたのでした。
体は正直です!そのままの姿を表します。
目次
意外! 若い人でも「四十肩・五十肩」になる
『四十肩・五十肩』は名前どおりの中高年以上の病ではありません。実は若い人でもなります。
というのも、四十肩・五十肩は年齢よりも体の姿勢や動かし方に原因があるからです。
最近、何をやるにしてもPC作業などが多く、特に仕事で使っている方は、肩をおろし、肘を張り、指先だけを動かす体勢で何時間も作業しています。当然、腕を上げることなどもなく、ましてや上半身を大きく動かすなんてほとんどないでしょう。
ひたすらPCの前で、指先だけ動かして「ピコピコ… 」
普段そんな状態で過ごしていれば、いきなり腕を上にあげようとしても上がる筈がありません。
「なぜ!?」って?
動きのなかった肩関節は、いきなり大きくは動けないのです。ましてや運動をする習慣のない人ならなおさらです。
どうしてなるの? 四十肩・五十肩の原因。
四十肩・五十肩の原因は、大雑把にいうと「肩甲骨周囲」にあります。肩甲骨周囲が硬くなると四十肩・五十肩が起こりやすくなってしまうのですね。
腕の痛みを訴える人は、共通して肩甲骨周囲が硬くなっています。
猫背ではない人もいますが、肩甲骨周囲の硬さは共通しています。
腕を自由に使う為に、特に腕を上にあげる為には、肩甲骨の動きとの連動は不可欠です。何故なら、腕は腕本体だけで120度まで上がりますが、残り60度は肩甲骨の動きによるものだからです。
だから、いくら腕を上げようとしても肩甲骨が上がってこわばってしまっていては、そこでつかえてしまって腕が上まであがりません。
ましてや肩関節のあいだも狭くなっているので無理な状態で腕を上げようとすると、当然、中の神経を圧迫し痛みが発生します。
このように肩甲骨周囲が硬くなりやすい職業についている人や動作を続けがちの人は特に四十肩・五十肩に注意しましょう。
四十肩・五十肩になりやすい職業・動作とは?
腕を下げた状態で同じ動作を繰り返す様な仕事
- 普段パソコンだけをずっと操作している会社員
- スーパーでずっとレジを打ち続けているレジ打ちの方
これらの仕事は肘から先だけを動かして他の部位は殆ど動かれません。その為、肩甲骨や背中の筋肉は動かされず、肩関節は狭くなり中の神経が圧迫され痛みが発生します。
腕は上げるのですがその状態が長い間続き、肩周辺に継続的に緊張が続く仕事
- 黒板に向かって書き連ねている教育者
- 壁にコテを使って塗り仕上げる左官業
これらの仕事は腕は持ち上げて動かしているのですが、ある一定の状態でキープさせているため肩周りの筋肉は緊張状態になり、肩関節も狭くなり中の神経が圧迫され痛みが発生します。
四十肩・五十肩の解決法は?
肩甲骨周囲を柔らかくすることを意識した生活に変えれば、四十肩・五十肩は改善します。
すでにお伝えしたとおり、四十肩・五十肩が起こるのは肩甲骨の周囲を固くしてしまう仕事や動作に原因があるからです。
『四十肩・五十肩』が発生した場合、いずれも肩関節だけでなく、肩甲骨や背中の筋肉の状態や背中の筋肉の状態が関係しています。
当院で『四十肩・五十肩』と判定された方には、肩関節自体の状態を調べるのは元より、まずは肩甲骨や背中の筋肉の状態を観察し、動きが無い場合や緊張がある場合には、そちらを最初に解消させる様に施術します。
背中、特に肩甲骨周りを柔らかくすると肩関節の詰まりが解消し、可動域が広がります。
可動域が広がれば、肩を大きく動かすことも出来るようになります。
そうすると、おのずと肩の神経の圧迫が解消され、痛みの症状は無くなります。
当院で施術を受けた『四十肩・五十肩』の方で、肩甲骨周囲を柔らかくした方は全員と言っていいほど痛みが軽くなりました。
整体のプロが教える「回復の三段階」
ここで皆さんにご説明して置きたいことがあります。
「回復の三段階の定義」です。
この定義を知っておけば、回復までの過ごし方がわかり、回復までの期間を早めます。
回復には、以下の3つの段階があります。
- 急性期
- 拘縮期
- 回復期
それぞれどの様なものなのかを説明していきます。
なお、回復には数回で改善してしまう人もいれば、数カ月もかかる人もいるので、あえてそれぞれの期間は書きませんが、その様な定義を知っていた方が、回復への目安がつくと思います。
急性期
安静第一の時です。肩関節や上腕が激しく痛み、肩の動きを含め、腕を動かす時だけでなく、酷くなると動かさない時でも寝ている時でも痛みます。
拘縮期
リハビリが必要な時期です。急性期よりは痛みは治まりますが、動きに制限があります。。動かさないでいると可動域が狭くなる可能性があります
回復期
リハビリを終えてもいい時期です。ただし無理は禁物。
ほぼ痛みは感じられなくなりますが、動きによっては痛みがまだ残ったりします 。
この過程を経て『四十肩・五十肩』は解消していきますが、原因をきちんと理解し、正しい対処を施して行かなければ、良くなるものも良くなりません。
『四十肩・五十肩』の悩んでいる方は、まずは、痛みの出ている肩を含めた体の状態を正しく把握してもらえたら幸いです。
『四十肩・五十肩』でお悩みなら大倉山均整院へご相談ください
あれほど痛くて堪らなかった私の『四十肩』も、どんな痛みがあったことも忘れてしまう位、普通な状態になっています。
しかし、油断は禁物。背中、肩甲骨、肩関節を大きく動かし、緩めるストレッチは欠かさず行っております。
お客様にも痛みが無くなった後でも、その状態をキープし、元の状態に戻さない様に軽い運動やストレッチは継続して頂きたいと思います。
しかし、その前に痛みを無くしましょう!
横浜市港北区にある「大倉山均整院」では、『四十肩・五十肩』の方、何例も施術し回復させた実績があります!
『四十肩・五十肩』でお悩みの方は、是非、一度施術を受けてみて下さい!
今までの施術と違う効果を実感されるでしょう!^^
なお、相談、お問い合わせの連絡もお待ちしております。