2024/04/05

カテゴリー: ブログ

【体が元気になると心も元気になる】とよく見聞きしますが、真相はどうなのでしょう!?

「整体を受けて病気が治った、回復した。よい方向へ向かっている」と聞いたことがあると思います。
私もそれを目的として” 施術 ”を行っていますので、それが実現できると嬉しいです。
只、いくら体を良い方向へ傾けたとしても、受け手側がその様な” 心づもり ”が無いと、その効果が発揮されません。

それは ” 心と体 ” に、どの様な関係があるからなのでしょうか?
それはどんな場合で、どの様な影響があるのでしょうか?
そして、それはどの様に対処すれば良いのでしょうか?

それでは、その一つ一つを記述して行こうと思います。

この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳

大倉山均整院の中村弘徳

私が均整のある先生の下で勉強させて頂いていた時、その先生は「どんな優良な薬でも、どんな優秀な施術でも、受ける側がその態勢に成っていなければ、 ” ざるに水 ” だよ」と常に仰ってました。
幾らこちらが良いモノを提供しようとしても、受け取る側がその態勢になっていなければ受け取れない。受け取る側が緊張していたり、疑っていたり、拒絶していたりしていれば、例え ” 良いモノ ” だとしても何の意味もないということなのです。

だから私がお客様を施術する時は、受者に如何にリラックスしてもらうかを常に考えて、警戒心が解け、余計な力が抜け、私の施術を最大限受け入れられる状態になってから本格的に行う様にしています。

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「からだが弛(ゆる)む」ってどういうことでしょう?

子供の頃を思い出して下さい。
子供は寝そべってリラックスしていても「ヨシ、遊ぶぞ!」となると、さっと起き上がって直ぐに走り回ったり出来ます。
それも直ぐに” トップギア ”に移行出来るのです。 大人はなかなかその様にはいかないですよね。
これがどういうことかと言えば、行動にメリハリがあるのです。

眠りについても、子供は布団に入ったら何分も経たずに寝息を立てて寝てしまいます。
それに対して大人は、寝床へ伏せても、なかなか寝付けない人も多い様です。
それは直ぐに” 寝るモード ”なれるかなれないかの違いが大きい様です。
要するに、動作(緊張)と休養(弛緩)の体の切り替えが上手くいくと直ぐに睡眠に入れますが、それが上手く出来ないと、体が睡眠に入る状態に移行できないからです。

では、『からだが緊張』しているとは具体的にどのような事なのでしょう!?
まず、どの部分が緊張を起こすのでしょうか?
それは大きく分けて、【神経】【関節】【筋肉】の” 3つ ” に分けられます。

神経・・・交感神経 ー 活動時に高まる神経
     副交感神経 ー リラックスした時に高まる神経

関節・・・椎間板というクッションとなる物がある。
     筋肉と連動している場合が多い

筋肉・・・起始部・停止部というものがあり、
     その間を筋肉の筋繊維が滑って動いている 

 
神経が興奮するとな割の筋肉に信号を送り、交感神経が興奮すると影響を受けている筋肉が硬くなって動きが悪くなる。副交感神経が興奮すると逆に筋肉の張りが無くなって力が抜けてしまう。

関節自体は緊張とかは無いですが、関節に接続している筋肉が緊張すると関節が筋肉の引っ張りで狭くなったり、また骨格の歪みで関節が狭くなったりズレたりして、正常な位置で居られなくなります。

筋肉は使い続けることによって乳酸が溜まり塊となって滑りが悪くなったり、過度な負荷が掛かることによって関節を伴う骨格の状態を変位させてしまいます。

これらの連動によって『からだが緊張』します。
ですから、からだの緊張を取り除くには、筋肉の張りを揉み解すだけでもダメ、骨格の歪みを正すだけでもダメ、神経の興奮を鎮めるだけでもダメ。 全てのハーモニーが合わさって弛緩した状態に成らないとリラックした状態へと成らないのです。

そして、その体に緊張をもたらすのが、実は【思い込み】という面もあります。

 実際に、人間ドックや会社の健康診断を受けて、病気の値に引っ掛かってしまう人は沢山います。
気の弱い人は「何か影らしきものがありそうだと言われると、ガンじゃないかと心配になり、要再検査となると「もうダメだ」と思い込んでしまいます。そうなると、再検査の日まで緊張状態が続き、動悸がしたり夜眠れなくなったりして、体中が硬直してしまうのです。人間の” 心 ”というものは、一旦ダメと思うと本当にダメになったりするのです。『病は気から』でないですが、思い込みが病を引き起こす事の方が総体的に多い気がします。

さらに、【呼吸】・【睡眠】にも関係しています。
呼吸の浅い人は臆病で、上司にちょっと注意されただけでもクヨクヨしてしまう性質があります。
呼吸(肺)と心は一見、関係無い様に思えるかもしれませんが、呼吸器と脳や神経叢の働きというのは非常に深く関連しているのです。つまり、呼吸(肺)は心理的な面をはっきり表しているところであるので、睡眠に対しても深く関係しているのです。
肺が強ければぐっすりと眠ることが出来ます。これに対して肺の弱い人は熟睡が出来にくいので、肉体的や精神的な疲れを解消することが出来ず、疲労をためやすい体質となってしまい、ひいてはガンや脳卒中の様な大病をしやすい状態となってしまいます。

だから、これらの要素を改善しなければ、” 体をゆるめる ”ことが出来ません。
では、どの様にすれば良いのでしょうか?
それは『リラックス』する事です。
お気に入りの「ストレッチ」をしたり、軽く「ジョギング」をしたり、「散歩」をしたり、また好きな「香り(お香やアロマ等)」を嗅いだり、お風呂に入ったり。何でも良いのです。貴方が『リラックス』出来る状態を見つけて実践して欲しいのです。

すると、【神経】が落ち着いて、【関節】に余裕が生まれ、【筋肉】のこわばりが緩み、「体がニュートラル」な状態となり、施術を受ける上でも” 刺激 ”を吸収しやすく成ります。それは『自然治癒』を促す働きと成り、抵抗力も付き、体は強くなります。体が強く成ればストレスも物ともせず、心にも余裕が生まれます。そして、心も強くなっていくのです。

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