2020/02/27

カテゴリー: うつ, ブログ

2.「呼吸」・・・ 日頃、皆さんはどういう風に呼吸をしていますか!?
 大半の方が「そんなの意識したことは無い」ということでしょう。
 勿論、私も普段、「呼吸」を意識してなんて生活していません。こんなの常に考えていたら、何にも出来なくなってまうしでしょう。

しかし、「呼吸の乱れは心身の乱れを生ずる」と言われる位、体にとっては一番重要であり決して切り離せない問題であります。
特に「鬱(うつ)」を患っている人で呼吸に問題が無い人はほぼいません。それくらい、「鬱と呼吸」は関連深いのです!

 呼吸に問題があると、酸素が充分に取り入れられないので、活動エネルギーが上手く生産されません。また、呼吸は自律神経を通して心と体を結ぶものなので、呼吸が乱れると、心にも体にも悪い影響を与えます。

 ですから、健康を維持する為には、体に適した空気の交換がスムーズに出来るようにしておく必要があるのです。

 そこで今回は、特に体全体に作用する” 呼吸法 ”をお教えしたいと思います。

 その名前は「背骨呼吸法」といいます。

 背骨は上とは頭蓋骨、下とは骨盤と繋がっています。
 背骨が動けば、当然、上で繋がっている頭蓋骨と下で繋がっている骨盤も一緒に連動します。

 頭蓋骨は息を吸うと膨らみ、息を吐くと元の状態に戻ります。
 背骨は息を吸った時はS字湾曲が伸びて直線に近づき、息を吐いていくと、湾曲が大きくなりS字が強くなります。
「背骨呼吸法」はこの連動する動きをより強調させることによって、普段の自然な呼吸時にもスムーズに大きく動けるようにさせる” 呼吸法 ”なのです。

(背骨呼吸法)・・・

⓵ 股関節と膝を軽く曲げ、足を肩幅に開き立ちます

⓶ 大きく息を吸いながら、上半身は胸を張るように背中を引き伸ばし(※その時、腰は反らない様にする)、下半身は恥骨を上に上げながら、お尻が下を向くように骨盤を回転させます

⓷そして吸った息を吐きながら、上半身は背骨を元の状態に戻していき、下半身は恥骨を下に下げながらお尻(仙骨)を後ろに引き上げ、背骨を通常のS字湾曲に戻していきます

この動作は、気を抜いた状態で行うと、上半身と下半身の動きが上記とは逆になってしまいます。慣れないうちは、上半身と下半身と別々に行っても良いですし、仰向けで行っても構いません。最初は意識して行わないと難しいかもしれませんが、慣れてくるとスムーズに行える様になりますので、是非、反復して行ってみて下さい!

そしてこの動作がスムーズに行われるようになると、普段の” 呼吸 ”が自然と大きく深く出来るようになり、頭蓋骨と背骨と骨盤の連動もスムーズに行われるようになり、その三つに繋がっている「脳脊髄液」の流れも良くなります。さらに脳内の血流も良くなり、それらの乱れによって” 鬱的症状 ”が出ていたの場合は、当然改善しやすくなるのです!^^

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