2017/09/04

カテゴリー: ブログ

前回①で「頭と骨盤はシーソー関係にある」と申しました。

もう一度言いますと、「頭と骨盤」には正常な体では吸気の時に頭骨が拡がって骨盤が

縮小し、呼気の時に頭が収縮して骨盤が拡がるという呼吸運動があります。

そしてそれがスムーズにいっている人は健康体といえます。

そして重い物を持つ時、皆さんは息を吸って持ち上げますか?それとも息を吐いて持ち

上げますか?大抵の人は息を吸って持ち上げるでしょう。考えてみて下さい。重い物を

持つ時には骨盤を安定させなければいけません。要するに骨盤が締まっていないと安定

しないのです。更に体中の筋肉に力を入れる為に頭にエネルギーを使ってはいられませ

ん。だから頭を緩めて置く(拡げて置く)ことも必要です。

要するに重い物を持ち上げる時は骨盤が収縮して頭骨が拡がる吸気で行うのが効果的な

のです。

そして頭は拡がった時に機能というものは抑制され、収縮した時に活発に活動します。

だから頭の収縮性の強い人ほど頭が良いと言われます。余談ですが、学校の試験の時、

気合を入れて勉強しようとして捻り鉢巻をしたことはありませんか?皆さんは気合を

入れる為としていたかもしれませんが、実は頭を締めることに寄って集中力を生み、

頭脳の回転も良くしていたのです。(気が付きませんでしたか?^^)

逆に頭が拡がった時はどうなんでしょう?頭は拡がったときは脳がリラックスしている

時です。ですから寝る前とかには頭がこの様な状態になってないと上手く眠れません。

よく寝る前にパソコンや携帯電話を見ていて、いざ寝ようとしても眠れないなんてなる

事がありませんか?それは正しく頭が収縮して興奮してしまった状態なのです。

そしてもっと怖いのは頭が拡がって大きくなってしまうことです。頭が拡がって大きく

なってくると脳軟化症といって呆けてしまうことがあります。脳軟化症は頭に血が上が

り過ぎてしまうということがありますが、酷い場合は頭に上がった血が頭を拡張させ、

更に拡張性が強くなって収縮性が欠けてしまい、息を吸っても吐いても拡張したままの

状態になってしまうことです。そうすると脳を効率的に動かすことが出来なくなり、

頭の働きが鈍くなり、呆けてしまったりするのです。これは本当に怖いことです。

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