2020/11/05

カテゴリー: ブログ, 姿勢

皆さんは自分の『姿勢』について真剣に考えたことはありますか?

体のあちこちが” 痛く ”なったとしても、大抵な人はその痛い部位は気にしますが、『姿勢』の問題と捉える人は少ない様に思えます。よく街中で、「最近、膝が痛くてね。。」「腰が痛くて、最近、仰向けで寝られないの」「最近、パソコンのやり過ぎか、肩が凝って頭まで痛くなってしまう…」などの会話を耳にします。その方たちは一様にその痛みを感じる部位を触って、一生懸命に自分の悲惨な状態を訴えています。
しかし、誰一人として自分の『姿勢』の問題について話している人はいませんでした。。

私はそんな会話を耳にすると、すぐさまその方の『姿勢』に目がいってしまいます。
そして一べつすると、殆ど「あぁ~」と納得してしまうのです。

それは、その方が訴えていた” 痛み ”の部位や周辺を見て納得したのではありません。
私は、その方の『からだ全体の姿勢』を見てそう納得してしまうのです。

それだけ” 痛み ”と『姿勢』とは密接な関係があるのです!

この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳

大倉山均整院の中村弘徳

「肩こり」、「腰痛」、「偏頭痛」、「四十肩」、「坐骨神経痛」、「肋間神経痛」、「突発性難聴」、「自律神経失調症」「うつ病」等々…。

↑ これは全て私の” 既往歴 ” です。 (*´з`)
今は施術者としてこの様な症状は無くなりましたが、嘗て私も受者側だったのです。

その頃の私は、↑のような症状が表れると、すぐさま” 専門医 ”の所に駆けつけ、その部位の治療をお願いしていました。かなり通った治療もありました。しかし、残念ながらどれもその治療によって完治したというものは感じられませんでした。。
多少は改善されます。しかし、それらの治療を受けて、完全に違和感が無くなったというものは、正直ありませんでした。

そんな折、ひょんなことで、ある整体の先生の施術を受けることになり、一発で長年悩んでいた症状の痛みが全く無くなってしまったのです。
正直、その時は” 狐につままれた ” 様な気持ちでしたが、その後もその状態は安定していた為、「専門医に通っていたのは一体何だったのか!?」と疑問に思ってしまう程でした。

そしてその整体の先生に「どうして治ったのですか⁉」と問うと、『姿勢だよ』と返されました。
それから、私は自分のからだに何か問題が発生すると、まず『姿勢』について観察する様になったのです。

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目次

姿勢の種類と原因

良い姿勢

  •  良い立ち姿
  •  良い座り姿
  •  良い歩き姿
(横から見た)良い立ち姿

 背骨がS字カーブになっていて、少しだけ背中に丸みがある姿勢

(後ろから見た)良い立ち姿

 頭、肩、肩甲骨、骨盤が左右とも水平で、背骨が上から下までほぼ真っ直ぐに位置している姿勢

良い座り姿

 (椅子の場合)背骨の自然なカーブが保たれている座り方
 具体的には坐骨を座面につけるような座り方で、上半身の前後のバランスがとれていて背もたれを使わず背骨を使って座る座り方(お尻が背もたれにつくまで深く座る)
 (正座の場合)両足の踵をくっつけて、その上に坐骨を当てる

良い歩き方

 日本人の骨格にあった歩き方は、「踵の後ろで着地し、踵の前側で離す」という踵歩きが良い

姿勢が悪くなる原因

  •  体の悪い使い方(癖)
  •  骨盤の歪み
  •  自律神経の乱れ
体の悪い使い方(癖)

生活している中で人は様々な動作をします。
その動作が出来るように骨や筋肉には大小さまざまな種類があり、関節もあります。
日常では、体を曲げたり伸ばしたり縮めたり捻ったりしていますが、この様な動作をする時に” 伸びる筋肉 ”がある一方、” 縮む筋肉 ”もあります。それが長時間使われる状態でいると、筋肉は” リラックス ”できず常に働かせられている状態となり、筋肉に「凝り(コリ)」が生まれます。その筋肉のコリが骨や関節に影響を及ぼし姿勢が乱れます。

骨盤の歪み

骨盤というのは、体の中心にあり、上半身を受け止めるものであり、下半身とを繋ぐ役割をしています。
その骨盤が前後・左右に歪んでしまうと、からだの” バランス ”を崩し、姿勢全体が悪くなってしまいます。
骨盤の歪みが生じる主な原因としては、「脚を組む」や「あぐら」や「横座り」等があります。
その様な動作をすることにより、股関節を介してある筋肉に緊張を強いて、骨盤周辺の筋肉のバランスを乱してしまいます。また、腹筋(大腰筋)の縮みも影響を与えます。大腰筋は、腰椎から骨盤の前側を通り、太ももの内側の大腿骨と繋がっています。この大腰筋が縮むと骨盤の上部が広がり、腰が丸くなってしまいます。こういった姿勢は長時間パソコン作業をしている人に多く見られます。また、肩掛けカバンなど、よく一方の肩ばかりにカバンを掛けている人などは、胸郭(胸椎と肋骨)が下がり、捻じれを起こしたりしていると骨盤も歪みます。

自律神経の乱れ

私たちが生きていく上で、自分の意思とは関係なく、心臓は動いていますし呼吸もしています。
食べ物の消化なども自分の意思とは関係なく行われます。
これらは、各々の臓器が勝手に働いているのではなく、” 自律神経の命令 ”によって行われています。
自分の意思とは関係なく、脳が自律神経を介して動かしているのです。
その自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
交感神経は、脳や身体の動きを活発にする働きがあります。副交感神経は、交感神経の活動でくたびれた器官をメンテナンスする働きがあります。この2つの神経は、交感神経が活発な時は副交感神経の働きが弱まり、副交感神経が活発な時は交感神経の働きが弱まるといった反対の働き方をします。主に昼間には交感神経、夜には副交感神経が活発に働きます。

では、これらの改善には具体的にどの様にすれば良いのでしょう!?

姿勢の乱れの改善方法

悪い体の使い方(癖)の改善

やはり使い方の悪い癖をしないよう気をつけることです。
脚を組んだり、横座りしたり、カバンをいつも同じ側に掛けたりして体の偏りが生じない様に注意することが大事です。また、パソコンをする時には、画面から離れて両手が前に出過ぎないように、キーボードの位置をできるだけ身体の近くに持って行き姿勢が崩れない様にしましょう。

骨盤の歪みの改善

前述のパソコンをする時の座り方もそうですが、骨盤の歪みに大きく関わっているのが ” 大腰筋 ”。
特に大腰筋の緊張は、骨盤の位置を狂わせるので、この筋肉の緊張を取り除き、骨盤が不自然な傾きにならない様にしなければなりません。大腰筋はお腹の奥深く、背骨と骨盤と大腿骨を繋げる位置にありますので、よくお腹の前面を伸ばすようなストレッチを少し時間をかけてゆっくり伸ばすのがよいでしょう。

自律神経の乱れの改善

自律神経の狂いも治さなければ ” 良い姿勢 ” にはなりません。
自律神経の狂いがあると、骨盤が開ききらなかったり閉じることができません。
スムーズな骨盤の開閉が出来ないと、骨盤は歪んでしまいます。
では、自律神経を乱さない為にはどのようにしたら良いのでしょう。
それは、日中は交感神経が活発になる様な生活をし、夜は副交感神経が活発になる様な生活をすることです。
具体的には日中は体を適度に動かし、夜眠る直前にはパソコンやスマートフォンなどをしない、昼寝は寝すぎない様にし、夜寝るまでに消化が終わっている様に夕食を済ましておく。
この様な規則正しい生活を送ることで自律神経はよく働き、身体の乱れを防ぐのです。

これら三つの状態を気をつけることだけでも、『姿勢』が改善され、今抱えている問題も大体は解決されます。
詳細を知りたい方は、横浜市港北区「大倉山均整院」健康運動指導士である当院長にお訊ね下さい。
また、自分で「良い姿勢」を作れない方は、当院の” 施術 ”で改善させることができます。
是非、一度施術を受けにいらして下さい。

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