お彼岸も過ぎ、夜はめっきり秋らしくなって来ました。。
春に右から緩んだ体は、寒くなっていく時季に入っていくと左側から縮んでいきます。
徐々に移行していければ良いのですが、実際は急に冷えたり、逆に暑さがぶり返したりして安定しないので、体がなかなか” スムーズ ”に移行していかないのが現実です。
だから今の時期は、からだも不完全な状態で、いつでもどこでも故障を起こしやすくなっています。
その中で「腰痛」はこの時期、特に多くなります!
徐々に気温が下がっていくと、骨盤の状態がまだ不安定なので、体はねじれを起こします。
体がねじれを起こせば、腰回りの筋肉も引っ張られるので、腰の筋肉も緊張します。
その捻じれがなかなか収まらなければ、腰の緊張がずっと続いてしまいますし、何か強い力が加わった時には、「ぎっくり腰」にも成りかねません!
そして体は腰椎3番を軸に捻じれるのですが、その腰椎3番というのが、「腎臓」や「膀胱」などの” 泌尿器 ”にも関係していて、更に「冷え」というものは泌尿器には大敵で、臓器を硬くしてしまいます。そして関係している腰椎3番も当然硬くなり、その周りの筋肉も緊張をもたらしてしまうのです!
更にこの時期は3月に次いでのぼせやすい時季でもあります。
これも” 冷え”が原因です。腎臓に熱がこもりお腹が冷えると、お腹に回るべき気が頭に向かいます。しかもこの時、首も張って硬くなっていると、頭から下半身へ向かう気の流れが詰まって、下へ降りれなくなり、頭に熱がこもってしまいます。だから、これは「のぼせを取れば冷えもとれやすく、逆に冷えを取ればのぼせも解消する」ことを意味します!
では、腰椎3番の均整体操をお教えしましょう!
(操法)
1. 自分の重心側を見つけましょう!(重心側は自然と力が入る為、目や眉の形に変化が現われたり、敏感になったりします。
〈 チェック 1〉 眉頭を押して痛いのはどっち!?・・・左右の眉頭を押した時、痛い方が重心側。
〈 チェック 2〉眉の太い方はどっち!?・・・鏡を見て眉の太い方が重心側。
〈 チェック 3〉目が小さいのはどっち!?・・・鏡を見て目が小さい方重心側。
これらを観察し総合的に判断して自分のからだの重心側を見つけましょう!
2. 自分の重心側を見つけたら、仰向けに寝て、重心側の足をできるだけ大きく開きます。
3. 重心側の足を上げ、膝に裏を両手で持って胸にぐっと近づけます。そのまま大きく息を吸って止め、できるだけ我慢。
4. 苦しくなったら息を一気に吐き、同時に足もバタンとおろして脱力。10秒間静止して終了!
あとは、お腹を温めて、腎臓の「気の流れ」を良くしてあげれば、内臓も正常になり、腰椎3番の” 腰痛 ”も治まってきます。上記でお悩みの方は、是非、均整体操を行ってみて下さい!^^