「気」である ”生命活動エネルギー” は、人体に流れている血液や体液、腸内の水など色んなところを流れます。
「経絡」とは気というエネルギーが流れるところです。
経絡は、本当にからだのいろいろなところを通っていて、それは場所によって、腎経や肝経、脾経や肺経という名称(合計14本)がついていて、内蔵器官に大きな影響を与えます。
これらが「気」という ”生命活動エネルギー” を運ぶ川となって、「気」が働く場所まで到達できる様になっているのです。
そして、活躍したい場所に到達した ”生命活動エネルギー” が、様々な疾患を治したり、脳を活性化したりしているのです。
人が眠っている時は、全ての筋肉が脱力して気が滞りなく流れています。ところが起きて活動している時間は脳の緊張によって、体のあちこちの筋肉に無意識に力が入っています。筋肉が緊張している状態は、筋肉の運動エネルギーをムダに消費している状態なのです。
特に骨格が歪んでいると、その骨格を真っ直ぐに戻そうとして、筋肉は絶え間なく緊張し続けます。さらに気を循環させるエネルギーパイプである経絡は、筋肉のすき間を通っているので、筋肉が緊張しているとそこでせき止められてしまい、二重の損失になってしまうのです。そのため、気が巡らないで詰まった状態になった筋肉や関節は痛みを発するのです。
筋肉を緊張させるのは、バタバタした早い動きと、左右どちらかに偏った作業をした時です。
そこで物事を進める時は、拙速にならず、常に余裕をもったリラックスした状態で、自分の中心をずらさぬよう意識しながら、ゆっくりとした動作で行動する習慣づけるようにしましょう!
そうすれば筋肉の緊張や歪みを予防することが出来、経絡の流れも滞らず、”生命活動エネルギー” が満ち足りた「健康体」でいられることでしょう!