2020/02/27

カテゴリー: うつ, ブログ,

『脳』の中で人間の体をコントロールしているのが、脳の中心で一番奥底にある「脳幹」という部分になります。ここは人が
生きる上で必要な内臓を動かしている部分になり、さらに” 自律神経 ”の司令塔でもあります。

その周りを覆っているのが、「大脳辺縁系」といわれる所で、ここは記憶を司ったり、感情が湧いてくる所、” 心 ”に関係している所だと言われています。

そして更にその周りを覆っているのが、「大脳新皮質」と呼ばれ、物事を考えたり理性を働かせたりする脳になり、” 性格 ”を司っている所になります。

人間は「辺縁系」や「新皮質」が働かなくとも、「脳幹」が働いていれば、ある程度の期間は生きていかれます。しかし、「脳幹」が働かなかったら呼吸もできないし心臓も動かなくなるので直ぐに死んでしまうのです。
だから人間は、「辺縁系」や「新皮質」よりも「脳幹」からの情報を優先する様にできています。

それは例え、心(辺縁系)や性格(新皮質)が良い状態でも、生きていくために必要な「体(=脳幹)」が” 鬱(うつ)”になりやすい状態であったら、鬱になってしまう確率が大きくなってしまうということなのです。

体は一定の状態を保とうとする” 恒常性 ”という作用が常に働いています。
これを”ホメオタシス(生体恒常性)といいます。

これは、体に無理が生じて、許容範囲を超えてしまうと、自然と” ブレーキ ”がかかるシステムです。具体的にどういうことかといえば、食欲がなくなったり、頭が重く痛くなったり、体がだるくなったりなることです。

これらは「自律神経」が乱れてその様なことになるのですが、上記の症状が出てくる前に、必ず「からだ」に” 張り ”や” こわばり ”、” 虚証 ”や” 脱力 ”などの状態が起こり、それが体に「歪みや傾き」を生じさせるのです。

要するに、体に「歪みや傾き」が診られると、それが鬱の” 引き金 ”になる可能性が大きいということです。
見方を変えれば、体の「歪みや傾き」を調整し、取り除いて行くことによって” 鬱 ”になりにくい状態に変えることが出来るということなのです!^^

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