2017/09/04

カテゴリー: ブログ, 内臓, , 食事

お正月、新年会も終わり、
そろそろ胃腸が疲れて来ていることでしょう。

「何か胃がもたれる。。」と感じている人はいませんか?
しかし一体 “胃もたれ” って何なのでしょう?

感覚的には胃に食べ物がずっと残っていて、ずっと圧迫され続けている不快感という様な感じですよね。

実は胃の働きの中で大切なのは、からだに悪い物がいに入って来た時、それをすぐに腸に流さずずっと胃にとどめておき、それが無害になって初めて腸に送るという仕事なのです。つまり肝臓と同様に “解毒の作業” を行っているのです。

だから食べてもすぐに胃が楽になっている状態(消化の良い)の時は胃が直ぐに腸に送り出せる無害な食べ物を食べているわけで、胃が楽になっていない状態の場合は腸に送れない食べ物を食べていることなのです。

また、そういう状態で胃が食べ物を抱きかかえていれば、当然胃も弱っていき、そのうち胃は何を食べても腸まで送る元気までなくなってしまい、”胃もたれ” という状態にになってしまうのです。

では、”胃もたれ” にならないようにするためには、どのようにしたら良いのでしょう?

1.食べた直後に横にならない・・・「食べてすぐ横になると牛になるぞ」と昔はよく言われたものです。勿論、牛にはなりません。しかし、その戒めは理にかなっています。胃は横になると胃の後ろ側が底になり、重力の関係で胃の後ろ側に食べ物がたまるります。けれど胃の後ろ側の壁は消化能力がありません。だから胃を活発にさせるためには、胃を立てた姿勢が必要なのです。

2.夜遅く食事をしない・・・これも↑上記理由ともう一つ、胃は体内に入ってきた食べ物を消化酵素と混ぜ合わせ消化し、吸収しやすい状態にしますが、胃の活動は午前中から徐々に活発になり、お昼過ぎ~夕方にかけてピークになり、就寝前には活動は著しく低下します。そこに食べ物が入ってくると胃はパニックになり、就寝中でも活発に働かなければならなくなります。そうすると頭も休めません。要するに寝てはいてもず~と動き回っている状態なのです。そして胃に食べ物が入ってくると、その重さで胃は下垂します。消化しづらい体勢ですよね。

3.食後すぐの運動を控える・・・消化するためには胃に大量の血液が必要となります。筋肉が運動することにこの血液が取られた場合、胃は貧血になって活動が低下してしまいます。

4.暴飲暴食をしない・・・それもストレスを抱えての暴飲暴食です。胃は相当頑丈な臓器なので少々の食べ過ぎではダメージを受けません。しかし人の血液は緊張状態が続くと酸性になります。血液が酸性状態のままでは色んな組織に影響を与えてしまいます。胃の場合は胃酸の濃度を濃くし、胃液から酸を排出することで、血液の酸度を調整します。すると、その胃液が胃壁にダメージを与えてしまうのです。

「胃もたれの話!?」などとお思いでしょうが、人間、食べることは基本であり、尚かつ全ての臓器・機能の活動の源になります。そして胃は食事を通して自分でコントロールできる臓器です。これを正しく理解し実践していくことで全ての “健康” につながっていきます!

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