2022/05/19

カテゴリー: ブログ, 自律神経, 頭痛

ここで何度も繰り返し述べてきた様に、頭(頭蓋骨)と骨盤連動しています!
そして、骨盤が歪むと頭(頭蓋骨)も歪み、それは日常の中で頭を使う様々な所に影響します。

頭(頭蓋骨)の中を覗いてみると、脳を覆っている硬膜という膜があります。
これは頭蓋骨の下にあって脳と脊髄を包んでいる袋になります。
そしてこれは頭から背骨に沿って仙骨(骨盤の中央)まで伸びていて、オタマジャクシの様な形状をしています。

硬膜は「硬い膜」と書くだけあってやはり大変硬くて白い色をしています。
その硬膜に中には脊髄液が満たされていて脳を衝撃や感染から守っています。

この脳~仙骨(骨盤の中央)まで伸びている硬膜が、実はと頭(頭蓋骨)と骨盤連動をもたらしている一つでもあるのです!

 

この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳

大倉山均整院の中村弘徳

会社員時代の私はいつも頭の中のモヤモヤや圧迫、重さに悩まされていました。
それが一体何なのか分からず、病院へ行けども原因は分からず、ずっと頭の中に石でも入っているのではないかという位、どんよりした日々を過ごしてました。当然、集中力は無くなり、ミスは起きるし、やる気は起きないし、朝起きるのもやっとという様な状態でした。。診察してもらった医師からは「自律神経失調症」だとは言われましたが、今思い返せば『鬱』の症状もあったと思います。
そして藁をも掴む思いで鍼灸・整体・ストレッチ教室等に通っていましたが、特に目覚ましい改善はありませんでした。そんな折、たまたま会員になっていたスポーツクラブで ” 均整術 ” の体験イベントがあったのです。そこで私は初めて「均整」の施術を受けることになりました。それは今まで体験したアプローチとは違う方法で、施術後は頭がとてもスッキリし、1回の施術だけで今までのモヤモヤや重だるさが吹っ飛んでしまう位の効果でした! 今思い返せば、この時、お尻の部分(特に仙骨)部分を調整していたと思います。 これが、私は頭というものが体の一部であり、全部繋がっているものなんだとハッキリ自覚した瞬間でした! ^^

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骨盤と頭(頭蓋骨)が連動していると言われても、パッと想像つきにくいですよね。
でも、体って全部繋がっているのですから、鏡を見れば、骨盤を動かせば頭も動くと認識できると思います。

では、頭に関しては骨盤が歪むことでどの様な事が起きるのでしょうか?

目次

骨盤が歪むことで起こる(頭周辺の)症状

肩こり、偏頭痛、慢性頭痛、吐き気、食欲減退、倦怠感、自律神経障害、鬱的症状etc…

皆さん、↑こういった症状で悩んでいる方は多いと思いますが、これが骨盤の歪みから起きていると想像したことはありますか?
大部分の方は、頭周辺における症状の改善処置をされるでしょうが、それで解消出来たのなら良かったです。
しかし、私の所に来られる方達は、大部分、その処置で改善が見られず、来院されています。
しかも、施術後には、その改善変化を感じとって頂き、とても喜んで頂いております。
では、どの様に施術(対処)しているのか、少しお教えしていきましょう!

《対処法》

上半身を緩める

1.僧帽筋を緩める

 後頭部から両肩、そして第12胸椎まで伸びている大きな筋肉があります。それが僧帽筋です。
 修道僧のフードの様な形状なのでそういう名がつきました。首や肩コリはこの筋肉の緊張が主要な原因となります。
 これを後頭部の部分では、両掌を後頭部の左右にあてがい左掌は左外側に向け、右掌は右外側に向け皮膚をゆっくりと移動させます。
 肩は肩井を中心に押圧、背部は上の方から腰方面にかけて擦過・揉捻していきます。

 2. 半棘筋を緩める

 僧帽筋の内側にの深部には後頭骨から半棘筋という筋肉がついています。背骨を中心に左右対称についているのですが、体の使い方がよくないと左右の緊張度に差が出てしまい、支えている頭のバランスが乱れてしまうのです。これが頸部を押し潰して姿勢や呼吸の乱れなどを引き起こします。これを緩めるには、まず右手の中指を後頭骨の右側の底部に、左手中指を後頭骨左側の底部に、各々第一関節を当てます。両中指で皮膚を右側にゆっくりと動かします。それを左右に行ったり来たりを繰り返して行くと、段々柔らくなって表層の僧帽筋が緩んでその下にある半棘筋を感じられます。それを更に上下左右に擦すると明らかに緩んでいきます。

3. 斜角筋を緩める

 左の指全体を首の左、右の指全体を右の首それぞれあてがうと、とても頑丈な筋肉があるのに気がつきます。それが斜角筋です。この左右で比べてみると筋肉の緊張のバランスがおかしくなっている人が多いです。これを緩めるには、まず、人差し指を首の付け根に位置する様に両側にそれぞれの四指をあてがいます。その四指を首筋に沿って前後に揺さ振ります。それを繰り返している内に首の筋肉の緊張が緩んでくるのが分かります。

 さて、僧帽筋半棘筋斜角筋の一連の操作で首がとってもスッキリした状態になった筈です。
そして今度は骨盤を動かします。

骨盤を緩める(自重運動での操法)

1.正座

 正座と言っても、正式な正座をご存じですか?正式な正座は「お尻で踵をつぶさない」座り方になります。大概、皆さんはつぶして座ってしまう正座をしていると思いますが、本来の正座は、骨盤を立てて、そこに胸や頭を乗せます。そして足先は重ねず、両拇趾の間に薄紙1枚分ある様に座るのが正式とされてます。この時に股関節やお尻の真ん中にある仙骨の際(仙腸関節)が開くイメージを持ちます。

2.腰割り(ポジション)

 ① イスに座って脚を大きく開きます
 ② 床に土踏まずを着けないよう膝が直角になるよう下腿部を立てます
 ③ 骨盤を起して胸を出します
 ④ 上腕は正面(力こぶを前側に)に向ける
 ⑤  顔を正面に向け首を伸ばし、頭は天井から糸で引っ張られているよ様に立てます

3. 腰割り(スクワット)

 ① つま先を外側に向けイスに座って開いた脚幅で立ちます
 ② 骨盤を起こし、丹田(おへそから指三本分下)に両手の四指を添えます
 ③ 顔を正面に向け、胸を開き上体を骨盤の上に真っ直ぐ立たせます
 ④ そのまま真っ直ぐ腰を落としていき、膝が直角に近くなる位になったら腰を戻します 
 ⑤ これを5回を1セットとして3セット行います(※膝の悪い方は何かに掴まって無理のない範囲で行って下さい)

 これが出来るようになったら股割り等もありますが、まずは↑この自重運動で骨盤の関節を動かし、固まった骨盤を柔らかくしましょう!

そして、前にも述べましたが、骨盤と頭(頭蓋骨)硬膜を通して繋がっていて連動しています。
骨盤に動きがあれば、頭(頭蓋骨)も動くのです。それは骨盤を整えれば、頭(頭蓋骨)も整うということです!
と言うことは、頭に関連した最初に述べた症状なども改善されるのです。

横浜市港北区にある『大倉山均整院』では、施術は勿論のこと、自重運動のアドバイスなどもしております!
頭に関連する症状や自重運動について知りたい方は、是非、大倉山均整院にお問い合わせください。^^

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