2023/01/20

カテゴリー: ブログ, 姿勢

皆さんは普段の【姿勢】に自信がありますか?

周りの人から【姿勢】を誉められたりしてますか?

姿勢と言っても、「立っている時の姿勢」「歩いている時の姿勢」「座っている時の姿勢」とその場面によって姿勢は変わりますよね。
姿勢がきれいだと美しく見えるだけでなく、それは体にとっても良いことでもあるのです。
今回はその理由とどの様な姿勢が【良い姿勢】となるのかをご説明していきましょう! ^^

この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳

大倉山均整院の中村弘徳

自分自身を振り返ってみると、かなり” 姿勢 ”は悪かった方ではありました。

イスに腰掛けている時は、浅く腰掛けて更にお腹を折り曲げて曲がった腰を背もたれにくっ付けて頭は前にぶら下げるという典型的な姿勢の悪さを行っていて、そんな姿勢ですから集中力も湧きませんし、当然勉強にも身が入らない状態でした。

この様な姿勢の場合、姿勢を通して【】へのストレスも半端なくかかります。
そのストレスを感じている間は、そのストレスに対抗しているのが精いっぱいで、とてもじゃないけど記憶や認識や理解など能力をフルに使うことなど不可能です。勉強は頭がリラックスしていてフラットな状態の時に初めて働きます。姿勢をきちんとすることでその様な環境を作れるのなら、やった方が賢明です。

姿勢が如何に大事か、これから詳しく説明していきましょう!

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目次

【良い姿勢】

良い立ち姿勢

良い立ち姿勢というのはどういう姿勢を言うのでしょう?

一般的には、背筋を伸ばして胸を張って顎を引いて手足がピンと伸びた姿勢ですよね。
しかし、これは欧米人良い立ち姿勢になります。欧米人の骨盤は、日本人の骨盤より前傾しています。その為、欧米人が立つ時は、踵より少し前の土踏まずに体重を乗せるのが疲れない姿勢になります。それに対して、日本人の骨盤はまっすぐ立っているので、やや踵側(くるぶしの真下)に体重を乗せて立つのが一番疲れない良い立ち姿と言われています。

良い歩き姿勢

それでは良い歩き姿勢はどういう姿勢なんでしょう?

欧米人の骨盤は前の方へ傾いている為、行進するのにも上記の姿勢に手足をピンと伸ばした歩きになります。
それに較べ日本人の姿勢は骨盤がやや後傾しているので、この様な姿勢で膝を伸ばして歩こうとすると、上体が後ろに反ってぐらついてしまいます。
では、日本人にとって歩く時の良い歩き姿勢とは、どのようなものでしょうか?
それは「膝を軽く曲げて、少し猫背で、顎を上げて歩く」姿勢です。そして「腕は振らずにぶらぶらさせ、小股で踵の後ろ側で着地し、(つま先で蹴らずに)踵の前側で地面から離れる」という歩き方が、日本人の骨格にあった歩き方になります。

良い座り姿勢

それでは、座った時に姿勢はどうでしょう?

日本人にとって良い座り姿勢とは坐骨で座る姿勢です。
日本人は欧米人とは体のつくりが違います。
立ち姿と同じく、欧米人は腰がお腹側にカーブしているので椅子に座るのでも座面に対して坐骨がちゃんと当たって自然と背筋が真っ直ぐ立ち長時間その姿勢をとっていても疲れません。
しかし、日本人の場合は、骨盤が後傾している場合が多いので、背もたれを使わない座り方か、お尻が背もたれにつくまで椅子に深く座るのが良い座り姿勢と言えます。 仮に椅子に浅く座り背中の一部分だけが椅子の背もたれに寄りかかった姿勢をしれば、背骨が大きな後傾のカーブとなって腰の筋肉を緊張させたり腰の神経を圧迫させたりして ”坐骨神経痛” 等も引き起こしかねません。

そして、日本人にとって ” 一番 ”良い座り姿勢というのは、実は『正座』になります。
それも両足のかかとをくっつけて、その上に坐骨をあてる「かかとつけ正座」になります。
この座り方は、しっかりと坐骨で座ることの出来る ” 骨で座る ” 座り方になり、膝関節の可動域を広げる効果にもなるのでとても良いのです。但し、これは両足のかかとをきちんと着けなければいけません。” かかとを離して正座 ” した場合、膝の関節が捻じれた状態になるので膝の痛みを発生させてしまいます。

そして、全ての姿勢について共通していて、日本人の姿勢を考える上で忘れてはならないのが、【丹田】というものです。
では、【丹田】とは何でしょうか?
丹田】は、下腹部の奥でお腹と背中の中間にある場所のことを指します。
丹田は「気海丹田」と呼ばれ、生命を維持するエネルギーである ” ” の宿るところ、魂の宿るところと言われています。
舞踊や茶道、武道などで「丹田に力を込める」「丹田に重心を置く」という言葉がよく使われますが、これは【丹田】が身体の中心であると考えられている為です。だから「腰をお腹側にカーブさせなさい、骨盤を立てなさい」と言わず、同じ意味である『丹田に力を込めなさい』と言うのが、日本人にとって、最高の姿勢であり最高のパフォーマンスを発揮できる姿勢なのです。

『正しい姿勢』で日常生活を送るという事は、痛みを生まず、快適に過ごす為にもっとも重要な” 基本 ”であるといえます。
その日常動作の基本をきっちり行っていれば、様々な病気にあうことも無いでしょう。
まずは日常生活の姿勢から行ってみて下さい。

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