2020/02/27

カテゴリー: うつ, ブログ, 自律神経

横隔膜が緊張して硬くなると呼吸が浅くなり自律神経が乱れますが、逆に自律神経が乱れることによって横隔膜が動きにくくなってしまうということも言え、横隔膜の緊張が鬱(うつ)にも関係しています。

横隔膜の神経は首の骨の3番4番5番から出ています。

脳からの呼吸の指令は横隔膜神経を通って横隔膜に届くのですが、首の筋肉が過剰に” 緊張 ”すると横隔神経が締め付けられ、横隔膜の動きが低下してしまいます。

また、怒りや悲しみなどの” 感情 ”を抑えると筋肉が緊張しますが、横隔膜も同時に緊張状態に陥り、機能が低下してしまいます。

両方とも、横隔膜の動きが低下してしまうのですが、そうなると「呼吸が浅く」なってしまいます。呼吸が浅くなるということは体の中でエネルギー生産されにくく、循環されにくくなるということです。そして緊張が長く継続されると、横隔膜は段々と硬くなっていってしまい、体の中のエネルギーが減り、頭の思考も低下してしまいます。

だから横隔膜を弛緩させ常に動かせる状態にしておくことが重要となるのです!

(横隔膜弛緩法)

⓵ まずは体の余分な力を抜く為に、楽に座った状態で、首を一周15秒位かけゆっくり回していきます。右に5回まわしたら、今度は左に5回まわします

⓶ 次に膝を立てて仰向けに寝ます(座布団や枕などを背中に置き上体をやや起こす)。その状態で、2~3回深呼吸します(できる人は腹式呼吸)

⓷ 肋骨の下(季肋部)に人差し指~薬指までを差し込み親指は軽く上に添えて置きます

⓸指を差し込んだら静かに呼吸をしながら、その差し込んだ四指を肋骨の形に沿って上方内側の方へ、下方外側の方へゆっくりと動かします。これを一往復7~8秒位で3往復行います

⑤その後は手を放し、再度2~3回深呼吸します

※肋骨の下に指が入りづらい方は、指の平でなぞる様に動かしても大丈夫です

この体操をする時は、深呼吸の中で、無理せずできる形でゆっくりと行ってみて下さい!
体と気持ちの状態が確実に変わりますよ!(^^)/

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