2020/08/26

カテゴリー: ブログ, 歪み, 骨盤

「骨盤が歪む」という言葉をよく耳にすると思いますが、一体どういう風になっていると骨盤が歪んでいるというのか、皆さんは知っていますか?

今日は「骨盤のゆがみ」とはどういう事を言うのか?
また、「ゆがむ場所」はどこなのか?をお伝えしたいと思います。

まず、ウエスト部分に手のひらを開いた状態で横に押し当てて、左右のその手を押し下げていくと、行き止まりにぶつかります。これが 骨盤の上の部分、”腸骨”の湾曲部分にあたります。さて、手を置いた骨盤の高さを左右で比べてみて下さい。左が高い?右が高い?どうですか?

骨盤の歪みは、お尻を形成している骨盤 = 寛骨(腸骨+恥骨+坐骨)とそれと接続していて、骨盤の真ん中(おへその奥)に鎮座している仙骨との間(仙腸関節)の捻じれや伸長差が生じることによって起こります。

では、そのゆがむ場所、仕組みをお教えしましょう!

腸骨(お尻の上部、ハート形をした骨)が前後や左右に動く時、わずかながら仙腸関節も一緒に動きます。そして左右の骨盤を前傾・後傾、左傾・右傾し緊張した状態が続くと、左右の仙腸関節の
つながりの部分に左右差が生まれてしまいます。この差がそれを覆っている骨盤の歪みとなって高低差を生み出すのです。

そしてその骨盤が傾く要因を作っている内の一つが、腸腰筋の緊張です。腸腰筋は、骨盤の内側から大腿骨頭の内側に張り付いている腸骨筋という筋肉と、腰椎の部分から大腿骨頭内側に付いている大腰筋で成しています。

例えば、大腰筋という筋肉は、もも上げする時に骨盤を後傾させる筋肉の一つです。左右の大腰筋が同じ様に緊張していれば、左右均等に後傾しようとするのですが、片方の大腰筋にばかり緊張を強いる様になった時、当然片方の骨盤のみが常に後傾する方向に引っ張られることになり、骨盤が歪みます。そしてその状態が繰り返されたり、長時間続く様な状態になると、元に戻りづらくなってしまうのです。それが 「骨盤のゆがみ」となり、延いては ”腰痛” や ”ギックリ腰”、”坐骨神経痛”の要因となり、もっと言えば、”肩こり” や “片頭痛” など他の症状を引き起こすことにもなるのです。

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