2017/09/04

カテゴリー: ブログ

前回まで骨盤の開閉と頭骨の開閉の相関関係を説明しました。

また、以前には骨盤は季節によって開閉など動いたりしているといいましたが、一日の中でもその変動がなされています。

人は一日何十回、いや何千回と呼吸をするのでしょう。。?その度に体は緊張=集中と弛緩=発散を繰り返しています。また一日という大きな括りでも昼=活動(緊張)、夜=睡眠(弛緩)が行われています。

骨盤は緩むと開き下がります。骨盤は緊張すると収縮し上がります。そして骨盤は背骨と連結しています。骨盤が動くということは背骨もその影響を受けるということです。

骨盤が開き下がると腰椎の4、5番(丁度、腰骨の上の背骨ライン辺り)に影響します。影響するということは椎骨が傾く(歪む)ということです。椎骨が傾くということは背骨が歪むということです。背骨が歪むと肩甲骨が開き下がります(これはバランスをとろうとする為です)。そして肩甲骨が下がると肺や心臓に影響し、肩こりの原因にもなります。また肩甲骨の下がりは後頭骨を下げます。そして後頭骨が下がると頚椎が圧迫され視力や集中力の低下を引き起こします。

ここでお気づきでしょうが、最初は骨盤の歪みだけだったのが、その歪みが上へ上へと波及して影響を与え、最終的には体全体の歪みとなって形作られてしまうのです。

当院に来られるお客様の中には”肩が凝っているのに何故、腰を調整するのですか?”と質問される方もいらっしゃいます。そんな時、私は”やはり全体のバランスを整えないと意味の無いものになってしまいますから”とお答えします。上の文を理解された方なら当然、お分かりになりますよね?当院は一過性に終わらすのでなく、継続して維持できて、日常生活上、多少無理が掛かろうと、”変位しない体作り”を目指して調整しています。だから一見、関係の無い所をやっているように思えたとしてもトータルバランスを考え見るととても大事な調整になります。

そして調整のキーポイントとなるのが体の真中に鎮座している「骨盤」なのです。骨盤をきちんと調整すると、”変位から来る大概の痛み”は片付けられるといわれています。

色々悩んでいる方、是非一度、当院の調整を受けてみて下さい。

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