「急に腕が上がらなくなって、困ってしまった。。」という方はいませんか?
実はその原因は【肩】だけの問題ではありません。
もっとカラダ全体の問題として捉える必要があります。
今回は、「何故、そうなのか?」、その辺を説明したいと思います。
この記事の著者/大倉山均整院 院長 中村弘徳
実は私も40代の時に「四十肩」になったことがあります。
その時は、日常が忙しく、睡眠もしっかりとれず、運動することも余り出来ませんでした。
そんな折、突然やって来たのです!
右腕を上にあげようとしたら肩が痛くて上がらない。
腕を下に下ろし続けていても痛くなる始末。。
「これはダメだ!」と思い一念発起。
肩回りの可動域を広げるストレッチをし、食事の仕方を見直し、睡眠の質を見直しました。
1ヵ月位続けていたら、何と右腕は上に上がる様になり、痛みもしなくなったのです。
私も身をもって体験した事ですので、今、四十肩(五十肩)でお困りの皆さんも、是非、行ってみて下さい! ^^
四十肩(五十肩)と言われますが、実際どういう症状を言うのか分かりますか?
一般的には、腕を動かそうとすると、ある時から痛みを伴う稼働制限が生じ、腕がある一定以上の動作が出来なくなる事を言います。それが一過性では無く、ずっと継続してその様な状態が続くことを言います。
では、その原因はどの様なものなのでしょう。
実は確かな原因は分かっていません。
一般的には、機能的に肩関節の隙間が狭くなって神経を刺激する様になるので、痛みと共に動きも制限されるとされていますが、一定の年齢以上になるとみられる現象なので、ホルモン(器質的)の関係があるのではないかとも言われています。
また、肩の痛みでも、左肩に痛みが出る人は心臓の調子が悪い場合があったり、右肩に痛みが出る人は脳の血管障害がある場合もあると、肩自体の問題では無く、カラダの中の問題が表れている事がある場合も少なくないのです。
今回は、” 肩 ”そのものの損傷からの来るのではなく、カラダの中から来ている場合をご説明したいと思います。
その中でも一番気を付けなくてはならないものが、【自律神経】になります。
四十肩(五十肩)になる人には、夜の時間まで” 交感神経 ”を働かしている人が多いようです。
〈自律神経のバランス〉
(食事の時間)・・・夜遅くまで仕事漬けの毎日で、寝る直前にどか食いをする様な生活をしている人は、交感神経を常に緊張させてる為、夜の寝ている間に身体のメンテナンスをする” 副交感神経 ”が活躍出来ません この様な生活習慣の人は就寝前のどか食いを避ける為、出来るだけ夕食を早めに食べるこをお勧めします。それが難しい方は、夕食をとる時には消化の悪い固形物はなるべく避け、寝る時には食べ物の消化がある程度終わっている状態を目指して下さい
(睡眠前の時間)・・・よく眠る直前までスマホやパソコンの画面を見続けている人が居ますが、その様な状況は交感神経が働き、脳が興奮してしまう為、体のメンテナンスで必要な副交感神経の働きを妨げてしまいます。少なくとも就寝30分前からは、画面を見ない様にしましょう
(良い姿勢を心掛ける)・・・姿勢が悪いと筋肉が凝り固まってしまい、寝ている時のメンテナンスの時間に体を充分に修復させることが出来ません。副交感神経を活躍させるには、寝る時間までに心身共にリラックスさせておくことが必要です
そして、肩関節や肩甲骨を柔らかくすることも大事ですので、痛みを感じない範囲でストレッチをすることも心掛けて下さい!