2020/02/17

カテゴリー: ブログ, 呼吸

皆さん、「呼吸はしてますか?」

アホな質問とお思いでしょうが、この真意は「ちゃんとした呼吸はされてますか?」ということです。

「呼吸」という漢字。
これを見て何か気づいかれたことはありますか…?
「呼」は吐く、「吸」は吸う という行為ですよね。
それも「吐く」漢字が先に来て、「吸う」漢字が後になっています。
” 吐いてから吸う “「呼吸」は本来、そういう行為なのです!

肺の中には、何もしていなくとも “空気” が存在しています。
更にそこに空気を取り入れてしまったら、どうなるでしょう?
新たな空気が肺いっぱいに取り込めなくだけじゃなく、” 吐いた “時に古い空気が吐き出されずに、上辺空気だけの “交換作業” になってしまいます。ましてや 「肺」という器官は ” 拡幅/縮小 “して空気を出し入れしています。効率良く動かし、新鮮な空気を取り込む為には、「吐い」てから「吸う」という動作が必要なのです!
だから皆さんが「深呼吸」する時には、必ず “吐い” てから “吸って” 欲しいのです!

ここで効率のが良く、体のバランスまでも整えてくれる “呼吸法” をお教えしたいと思います!

まず、東洋医学では、”体の胴体” 部分は、「上焦」「中焦」「下焦」の “三焦” に分けられます。

上焦:横隔膜より上の部分(胸腔)。
中焦:横隔膜より下~おへそ(腹腔上部)。
下焦:おへそ以下~恥骨(腹腔+そこに存在する小腸・大腸・膀胱なども含めた名称。)

「三焦は水穀の道路、気の終始する所なり」と言われていて、要するに、空気、食べ物、血液、リンパなどの通り道であり、ここの状態が整っていると、” 体の調子が良い “ということになります。

ですから、この三焦の中心を意識して、” 深呼吸 “をすることをお薦めします!

(基本の形)

まず、真っすぐに立ちます。
両足を肩幅位に開き、両手を下げてリラックスした状態でスタンバイします。

⓵ 上焦・・・胸の真ん中(調度、両乳首から水平に伸ばした胸の部分)で両手の甲を合わせ人差し指~小指までの四指を押し当てます。そして押し当てた部分の振幅を感じる位、「息を吐き」、続いて「息を吸います」。

⓶ 中焦・・・肋骨の下~おへその間の真ん中に、上記と同じ形で深呼吸。

⓷ 下焦・・・おへそ~恥骨の真ん中(丹田)に、上記と同じ形で深呼吸。

これを一か所につき三回、” 上中下 “という順番で三セット繰り返します。

注)四指を当てた部分から ” 空気が出し入れされる “と言うような” イメージ ” で行います。

呼吸法には色んな方法がありますが、まずはここから始めてみて下さい。最初は上手く出来なくても、そのうち感じが掴めてくると思います。^^

是非、これをマスターして、” 正しい呼吸 ” が出来るようになるのと同時に体の中の ” 循環 ” も良くして行って下さい!!(^O^)/

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