2017/09/04

カテゴリー: トレーニング, ブログ, , , 筋肉, 運動

前回、筋肉の種類は主に2種類(速筋と遅筋)に分けられると言いましたが、それは自分の意思で動かす骨格筋の話であって、体を構成している役割別筋肉は主に3種類に分けられます。

1)運動筋肉・・・随意筋(自分の意思で体を動かせる筋肉)で主に動く時、力を使う時に使う筋肉です。この筋肉を使う時には乳酸が発生し、血流が悪いと体内を巡っていた老廃物が鬱帯し、 ”凝り” が生じます。コリは筋肉が緊張状態になることによって発生します。だから、コリを生じさせない為には血流の流れを良くし、筋肉を使わない時には ”弛緩” している状態を維持出来る様に努めることが重要です。

2)内臓筋肉・・・これは字の如く、内臓を覆っている筋肉です。胃や肝臓などの消化器は平滑筋という筋肉で吊り上げられており、その筋肉が疲労してゆるんでくると、消化器の下垂がおこり、下垂によって食物の消化、吸収、排泄が滞ります。内臓筋肉機能が低下すると、栄養の吸収もうまく行われません。内臓筋肉は食べすぎによる過労によって、ゆるんできます。

3)支持筋肉・・・脊椎間、仙腸関節などをゆがまないように支える筋肉を支持筋肉といいます。人間が地球の重力に対抗してまっすぐに立っていられるのもこの支持筋肉がしっかりしているからで、寝たきりはこの支持筋肉の衰えが原因です。支持筋肉が弱くなると骨格がズレて、そこから出ている脊椎神経を圧迫し、お尻から脚の後ろ側にかけてしびれたり、痛んだりする坐骨神経痛になったり、肋骨が下がって肩こりや首のコリを引きおこします。骨格のズレを整体した後は、この支持筋肉の左右のアンバランスを修正し、再発しないように鍛えることが重要です。

これらの筋肉は目的が違う為、当然、トレーニングや維持の仕方も違います。しかし、全ての筋肉が影響し合っていますので、どれ一つとして乱してはならないのです。

そして、この3種類の筋肉が安定していることで、体の中で ”気” というエネルギーが安定的に巡ってくれるのです。快適に生活するには全ての安定が鍵(重要)となるのです!

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